序盤から1ボランチの新システムが機能し、主導権を握った。

 前半16分にジュビロ磐田FW川又堅碁(28)が先制点を決めると、ゴールラッシュとなった。同44分、スルーパスに抜け出したMF上原力也(21)が追加点。後半にも川又、DF大井健太郎(34)がネットを揺らし、快勝した。2得点の川又は「リーグ戦につながるような勝ち方ができて良かった」と、うなずいた。

 チームは、ワールドカップ(W杯)ロシア大会による中断前のリーグ戦15試合でリーグ13位の15得点だったが、得点力不足解消を印象づけた。指揮官も「中断期間にやってきたことが結果につながって良かった。プラン通りにも戦えたと思うし、これで自信、チャンレジャー精神を持って鹿島戦に臨めると思う」と、リーグ再開となる18日のホーム鹿島戦へ手応えを口にした。