柏レイソルは前後半それぞれで3点を失う6失点の大敗で、リーグ戦再開後、2連敗となった。

 加藤望監督(48)は「いい守備から攻撃につなげようとしていたところで失点を重ねてしまい、いい攻撃ができなかった。それが全て」と肩を落とした。それでも「選手たちが諦めていなかったことが救い」と前を向き、「必ず選手たちはやってくれるという自信がありますし、続けていかなきゃいけないと思う」と話した。

 MF小泉慶(23)は完敗を認め「セカンドボールの部分だったり、相手の方が根本的なところで上回っていた。また1週間後には試合があるのでそこに向けてやっていくしかないと思う」と話した。MF大谷秀和(33)は「追いついたあととか自分たちの流れの時に失点して、失点の仕方もタイミングも悪かった」と反省を口にした。最後まで声援を送り続けたサポーターについては「見捨てられてもおかしくない点差で、最後まで応援くれたことにいろんなことを感じなくちゃいけないし、結果で喜ばせてあげるしかない」と次節以降の巻き返しを誓った。

 柏が6失点を喫したのは、13年5月26日の浦和戦(2-6)以来。試合では、後半9分にFW山崎亮平(29)との途中交代を命じられたFWクリスティアーノがピッチ外のペットボトルを蹴り上げて不満を示す一幕もあった。同28分から途中出場したFW瀬川祐輔(24)はこの場面について「ああいうクリスの態度とか、細かいところまで注意してやっていかないといけない。(チームの雰囲気が)ぬるいなと思いますし、本当に勝ちにいきたいのかと。今のままではいい方向にいかないのかなと思います」と強い危機感を口にしていた。