北海道コンサドーレ札幌MFチャナティップ(24)が8日、次節11日セレッソ大阪戦(札幌ドーム)でのゴールと勝ち点3を誓った。C大阪は昨年7月のルヴァン杯でJデビューした際の相手で、今年3月のリーグ戦ではJ初ゴールも記録した。ただし、その2試合は黒星と引き分け。「チャンスがあれば点を決めたい」と、今季5得点目となるゴールで歓喜をつかむつもりだ。

 加入から1年以上が過ぎ、日本での暮らしに、すっかり慣れた。昨季は喉が渇けば、決まってタイにも店舗のあるスターバックスでキャラメルマキアートを注文。冒険しようとしなかった。だが、今季は違う。「いろいろ試しに行ってみたいんだ」と、札幌市内のカフェを巡り、お気に入りを探している。ちなみに注文するのはアイスカフェラテで「どこもオイシー」。ストレスを感じることはなくなった。

 それだけに、ピッチでは着実に実績を積み上げていきたい。この日は札幌・宮の沢での2日ぶりの練習に参加し、オフで休めた体をミニゲームなどでいじめ抜いた。4位札幌と7位C大阪との勝ち点差は、わずかに1。難敵だが「C大阪はどのポジションも強さがあるチームだけど、札幌の方が強い」と自信をみなぎらせていた。【保坂果那】