J2アルビレックス新潟は9日、第28節栃木SC戦(11日・デンカビッグスワンスタジアム)に向けた非公開練習を行った。鈴木政一前監督(63)の解任後の初戦、MF戸嶋祥郎(22)が必勝を誓った。

 この日の非公開練習は、実戦形式を中心に行った模様。「危機感を持ってみんながプレーしていた」。1日にルーキーながら副主将の指名を受けた戸嶋はチームの一体感を感じていた。前回対戦で1-2で敗れた栃木に対し「相手は3バック。ポジショニングをうまくしないと」とポイントを押さえた。

 初めて目の当たりにした監督解任は衝撃だった。「プロの厳しさを実感した」。鈴木前監督には豊富な運動量を評価され、出場17試合中16試合でスタメン起用された。「試合に多く出させてもらっていた。責任を感じている」と表情は険しい。その分、栃木戦を「リバウンドメンタリティー(打たれ強さ)を発揮する場」と捉えた。第6節徳島戦以来のホーム白星を挙げ、上昇のきっかけにする。【斎藤慎一郎】