J2アルビレックス新潟は今季2度目の4連敗となった。7日に鈴木政一前監督(63)が解任され、片渕浩一郎ヘッドコーチ(43)が指揮を執ったが、刺激を結果にはつなげられなかった。

 組織的な攻守で淡々と試合を進める栃木SCに対し、新潟は空回り気味。攻め込んでからのパスの精度を欠き、クロスも遮断された。

 前半24分、コーナーキックのこぼれ球を栃木のDFパウロン(28)決められ先制を許す。後半3分に追加点、後半36分にはPKでダメ押し。「セットプレー、後半の立ち上がり、PK。注意しなければならない形、時間帯でやられた。甘さ、隙がある」。片渕ヘッドコーチの表情は硬い。

 決定機をつくれず、守備は簡単に隙を突かれる。現在勝ち点29の19位で、J3降格圏の21位ロアッソ熊本との勝ち点は6差。J1復帰は遠のき、J3降格の危機が迫ってきた。