ロベカルが、Fリーグに参戦する。デュアリグFリーグ(日本フットサルリーグ)は17日、都内で会見し、サッカー元ブラジル代表DFロベルト・カルロス(45)が、Fリーグ選抜の一員としてリーグ戦に出場すると発表した。

 9月7~9日の共同開催大阪ラウンド(丸善インテックアリーナ大阪)で、Fリーグ選抜の選手として同9日の仙台戦(午後2時半キックオフ予定)に出場する。同8日にはエキシビションマッチにも出場する予定だ。

 ロベカルはブラジル代表では主に左サイドバックとして活躍した。優勝した02年W杯日韓大会では3-5-2の左ウイングバックとして出場し、1次リーグの中国戦ではFKも決めている。96-97シーズンから06-07シーズンまで11シーズンにわたってRマドリードでプレー。左足の強烈なシュートは破壊力十分で「悪魔の左足」と呼ばれた。長い助走をとるFKも有名で、世界で最も脅威のあるDFとして恐れられた。

 12年にアンジ(ロシア)で1度は現役引退。その後はトルコのシワススポル、アクヒサル・ベレディエスポルで監督を務め、15年にはインド・スーパーリーグのデリーで選手兼監督として現役復帰した。

 Fリーグは今季、若手の強化を目的とし、23歳以下の選手でFリーグ選抜を結成した。ロベカルが公式戦に出場するのは1試合だけだが、ともに練習も行う予定で日本の若手に世界の経験を伝えることもできる。興行面だけでなく、若手育成の面でも、「悪魔の左足」は大きなプラスになりそうだ。

 Fリーグは12チームによる3回戦総当たりのリーグ戦で、プレーオフ進出を争う。今季からは8チームが参加して2部も行われている。