ホームのベガルタ仙台がガンバ大阪に逆転勝ちした。

 G大阪は今夏、J2山口から加入したMF小野瀬と神戸から加入したFW渡辺が移籍後初先発。2トップの一角で出場した渡辺はJ1通算88得点の実力を発揮した。前半27分、クリアボールを拾ったMF高が前線の渡辺へピンポイントのスルーパス。パスを受けた渡辺が右足でトラップした後、左足で流し込んで先制した。移籍後初出場、しかも初めてのシュートでゴールを挙げた。

 対する仙台は後半9分、中央のMF奧埜のパスをFW西村が胸でトラップして右足シュート。これが決まり、西村の今季11点目で追い付いた。さらに3分後、左サイドからMF関口のクロスをクリアしようとしたG大阪DFオ・ジェソクがオウンゴールして勝ち越しに成功した。

 仙台は今季初の3連勝で8位から7位に浮上。3試合ぶりの黒星を喫したG大阪は最下位から脱出したものの、J2自動降格圏の17位で状況は厳しいままだ。