サガン鳥栖は28日、ベアスタで社員逮捕についての会見を行い、竹原稔社長(57)が謝罪した。

この日、運営会社「サガン・ドリームス」に13年入社し昨年事業部長に就いていた佐藤基彦容疑者(34)が、モデル勧誘を装って女性の胸を触ったとして、福岡県警博多署に準強制わいせつの疑いで逮捕された。事実関係が確認され次第、解雇処分が下される見通し。鳥栖は今夏獲得した元スペイン代表トーレスが26日ガンバ大阪戦で2戦連発。16位からの浮上へ好感触を得たばかりの不祥事で、竹原社長は「信頼を著しく失墜させる極めて許しがたい行為。ご心配とご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と陳謝した。

逮捕容疑は6月21日午後10時55分ごろ、福岡市内の公園で「モデル体形か確認する」などと言って女性(24)の胸などを触った疑い。佐藤容疑者は「私がやったことだと思う」と容疑を認めている。同容疑者は帰宅途中の女性に「モデルに興味ありませんか」と声を掛け、公園に誘い込んだ。6月にも同様の被害が近隣であり、県警は関連を調べている。【菊川光一】