北海道コンサドーレ札幌DF石川直樹(32)が28日、札幌・宮の沢での全体練習に約2週間ぶりに合流した。15日のガンバ大阪戦で右ひざ軟骨を損傷し、別メニュー調整が続いていた。ミニゲームなどフルメニューをこなし「しっかりコンディションを上げていければ」と試合復帰を見据えた。

ディフェンダーとして、世界的スター封じに燃える。次節9月1日ヴィッセル神戸戦(札幌ドーム)はMFイニエスタ、FWポドルスキが並ぶ可能性が高い。「2人とやりたい」と対戦を心待ちにする。ともに札幌初登場となり、2人を目当ての客足が伸びる見込み。「ドームにたくさん人が入る中でうちがいい試合をできれば、アピールになる」と、札幌ファン拡大のチャンスと捉える。

大敗のリベンジだ。前回対戦のアウェー戦は今季最多4失点、無得点で敗れた。石川は0-2の後半から出場し、失点を重ねただけに悔しい思いが残る。「前回4点取られてやられてますから。ホームで借りを返したいってみんなが思っている」。完治していない右ひざのケアに注意しながら、J1では01年以来9試合未勝利(2分け7敗)の相手からの白星に貢献するつもりだ。【保坂果那】