FC東京DF室屋成(24)はサガン鳥栖戦後、初対決した元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(34)の印象を聞かれ「男前だなと思いました。テレビで見ていたトーレスや! と思いました」と答え、報道陣を笑わせた。

8月30日に森保一監督(50)率いる新生日本代表に選出されてから初の試合でフル出場し、失点0で抑えて守備で貢献。攻撃でも、前半17分に思い切りよくシュートを放ち、DFにブロックされたものの、こぼれ球をMF大森晃太郎がシュート。バーを直撃してゴールこそならなかったが、決定的なチャンスを生み出したのは、室屋の積極果敢なシュートだった。

代表への抱負を聞かれると「いつもと変わらず、東京でやっているプレーを、そのま代表で出していきたい。代表に行ったから、こういうプレーしたいというよりは、東京でしているプレーを、どれだけ出せるか。まず守備からですけど、攻撃での違いを出していきたい」と語った。

森保監督は、アジア大会で準優勝したU-21(21歳以下)日本代表でも3-4-2-1のシステムを採用した。室屋は東京では4バックの右に入るが、森保ジャパンではウイングバックのポジションに入ることが濃厚だ。そのことについて聞かれると「4バックも3バックのウイングも、変わらず出来ることも自分の特徴、強みだと思っています」と冷静な口ぶりながらアピールした。【村上幸将】