FC東京DFチャン・ヒョンスは、27歳の誕生日翌日の清水エスパルス戦で、後半34分にPKを献上するなどして敗れ「個人的な感情より、勝てていないことにチームが気持ちを入れなければ」と振り返った。

チャンは1点を追う後半34分、カウンターから清水FWドウグラスに右サイドを突破され、ペナルティーエリア内で後ろから倒してしまった。試合後は「今日、ここで自分が言えることは、すごく限られている。試合を振り返った上での整理、状況を見ていない。(長谷川健太)監督との話を含めた上で、何が悪かったかをチームで考え、見つけていかなくてはいけない」と複雑な心情を吐露した。

PK献上のシーンについては「PKを取られた映像を終わった時、ちょっと見たんですけど、自分の中の判断ではPKじゃないし、審判の見方に対して疑問を持ったところがある」と答えた。

前日が誕生日で、試合に向けて気持ちが入っていたのでは? と聞かれると「そういう個人的な感情よりも、勝っていないことに、チーム全体が気持ちを入れなければいけなかったかな」と口にした。

未勝利は8に延び、4月21日にアウェーで清水に1-0で勝って以来、守り続けたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)圏内3位を5カ月ぶりに失った。そのことについて「賞金も億単位で変わってくる。プロとしてどう感じる?」と聞かれると「ACL圏外に落ちたというのは正直、悔しいけれど、賞金に関しては、もともと考えていない」と答えた。【村上幸将】