首位サンフレッチェ広島が、J2降格圏から上昇気配のガンバ大阪に手痛い黒星を喫し、3月31日の第5節から守り続けた首位から、陥落した。

何度も決定機を作るが、ネットを揺らせず、逆に後半39分、相手CKからのセットプレーで失点。G大阪の4本に対し、3倍近い計11本のシュートを放ったもののゴールは生まれなかった。城福監督は「セットプレーがらみの失点が続いている」と言い、主将のMF青山も「こういう試合こそ、セットプレーでやられてはいけなかった」と悔しさをあらわにした。

ここ3試合、2敗1分けで白星はなく、優勝争いをリードしてきた足取りが怪しくなった。青山は「(独走で)逃げ切れると思っていなかった。最後の最後まで食らいつく。まだまだこれから」とチームを鼓舞するように話した。【鶴屋健太】