鹿島アントラーズが3-3で水原(韓国)と引き分けて、1勝1分けでクラブ史上初の決勝進出を決めた。第1戦を3-2で先勝して迎えた敵地決戦。1-0の後半に立て続けに3失点したが、19分にDF西大伍のゴールで2戦合計でタイに戻すと、37分にMFセルジーニョのJリーグ勢3人目の“ACL4戦連発弾”でひっくり返した。20冠目を懸けた悲願のACL制覇へ、決勝ではペルセポリス(イラン)と11月3日にホーム、10日にアウェーで対戦する。

MFセルジーニョが値千金の“決勝ゴール”を含む1得点2アシストの活躍を見せた。後半37分、FW鈴木のパスに右足で突き刺した。準々決勝第1戦の天津権健戦からACL4試合連続ゴールは、Jリーグ選手3人目の快挙。山本の先制点や西の2点目もアシストした、ジーコTD肝いりの助っ人は「神様コースのシュートを決めることができて、みんなの気持ちが入ったシュート」と喜んだ。

▼ACLの個人試合連続得点 鹿島のセルジーニョが準々決勝第1戦の天津権健戦から4試合連続ゴール。Jリーグ所属選手がACLで4試合以上連続ゴールは、13年の柏レイソルFW工藤壮人(4試合連続)以来、5年ぶり3人目。5試合連続が最長で、09年のガンバ大阪FWレアンドロが記録。