湘南ベルマーレが、東京オリンピック(五輪)を目指すU-21(21歳以下)日本代表MF杉岡大暉(20)のゴールで横浜F・マリノスを下し、初めて進出した決勝で初優勝した。

MVPは、前半36分に決勝ゴールを決めた湘南の杉岡が受賞した。杉岡は「最高で~す!! ありがとうございます。サポーターの皆さんには、感謝しかないです。最高のチームなんで全員で喜びを分かち合いたい。今日は全員で戦って、全員で勝った優勝」と語った。杉岡は賞金100万円を獲得した。

湘南は、前身のベルマーレ平塚時代の1994年度(平6)に天皇杯で優勝したが、親会社のフジタが撤退し、00年に湘南ベルマーレと改称して市民クラブとして再出発して以降、J1リーグ戦を含めたトップディビジョンにおける国内3冠を初めて獲得した。授賞式では、ルヴァンカップはMF高山薫(30)、優勝賞金1億5000万円のパネルはFW梅崎司(31)が受け取った。高山は手を上げてサポーターをあおると、ルヴァンカップを頭上に掲げ、他の選手達と歓喜のジャンプを繰り返した。【村上幸将】