浦和レッズがFW武藤雄樹(30)の2発でACL出場争いに踏みとどまった。

負ければ2試合を残して4位以下が確定する浦和が開始早々に先制した。前半6分、MF長沢和輝(26)が右に展開したミドルフィールドを武藤が胸トラップ、そのまま左足を振り抜きゴールを奪った。

北海道コンサドーレ札幌が反撃に出た。25分、ドリブルで中央突破したMF三好康児(21)が左サイドのMF菅大輝(20)にパス。クロスを送ると、ファーサイドのDF進藤亮佑(22)がヘディングで押し込み同点とした。

浦和は35分に決勝点を挙げた。左サイドのMF宇賀神友弥(30)がゴール前にグラウンダークロスをゴール正面の武藤に通り、左足で2試合ぶりとなる2点目を決めた。

後半はホームの主導権を握り、攻め込むが得点はならず。浦和は6位と順位は変わらないがACL出場圏内(3位以内)に望みをつないだ。札幌は4位をキープしたが3位鹿島と勝ち点差が1となり、自力でのACL出場の可能性はなくなった。