大津(熊本)がPK戦の末に大分(大分)を下し、3回戦へ駒を進めた。

苦しい展開をものにした。1回戦でハットトリックを決めたMF大竹悠聖(3年)が先制点を含む2得点とこの日も活躍するも、後半32分に追いつかれるなど2度のリードを守れず。

1回戦で桐光学園(神奈川)を相手に5得点で圧倒した展開とは打って変わり、突き放せずPK戦に突入する嫌な流れだった。それでも4人が全員が成功。大分の2人目がポストに当てて失敗、4人目をGK松村龍之介(3年)が右に跳んで止めたことで勝ち上がった。

松村は身長173センチとGKとしては小柄ながら、チームに勝利を呼び込むセーブ。「公式戦で、PKで勝ったことがない」と、高校選手権出場を決めてから、ずっと全体練習後にPK練習を取り入れて大会に臨んだことを明かした。

優勝候補の一角ともいわれる熊本の雄が勝負強さも見せ、次戦で強豪・青森山田(青森)と激突する。