昨年12月のフリースタイルフットボール・アジア大会「APFFC2018」(ベトナム)で優勝したプロフリースタイルフットボーラー、hiro-k(28)がこのほど、静岡市の小長谷重之副市長を表敬訪問した。

14年の日本王者で、17年には世界大会優勝。しかしアジア大会には今回、4度目の挑戦で初優勝した。「初出場したアジア大会もベトナム開催だったので、その国で優勝できて、借りを返せた」と胸を張った。小長谷副市長から「トップとして活躍されて、静岡市としても誇らしい」とたたえられた。

愛媛県松山市で生まれ、サッカー選手を目指していたが、鎖骨と右足首の骨折を機に、リハビリとして始めたフリースタイルに転向。14年からはプロとして活動し、サッカーが盛んな静岡市を拠点にしている。「普及にも力を入れているので、フリースタイルフットボールを多くの人に知っていただけたら」と、思いを語った。

この競技は、リフティングやドリブルなどの技術を織り交ぜ、サッカーボールを操る新しいスポーツ。大会では音楽に合わせて3分間で30秒ずつ交互に技を披露し、技の難易度などを競う。【和田憲明】