セレッソ大阪は9日、キャンプ地の宮崎で横浜F・マリノスと2日連続の練習試合を行い、0-3と完敗した。

1-0で勝利した前日から一新のメンバー。札幌から新加入のFW都倉賢(32)が、実戦で初めてフル出場もゴールは奪えず。それでも「いいエラーが出たと思う。公式戦に向けていい材料になった」とポジティブにとらえた。

ロティーナ新監督になり選手も入れ替わった。新しいチーム像を構築していく中で、練習試合の完敗は逆に好材料かもしれない。都倉は「横浜との(現時点で)完成度の違いはしょうがない。監督が目指すサッカーの理解を深める上で前向きに考えたい」と言った。

FW沢上と安藤がサイドバックに入るなど、苦心の布陣での結果でもあった。指揮官は「自分のポジションではないところで、チームのためにプレーしてくれた。ほめたい。選手を試す機会で得るものは大きかった」。敗戦からの学びは、神戸との22日開幕戦で答えを出す。【実藤健一】