清水エスパルスはホーム開幕戦で完敗した。2-4でガンバ大阪に逆転負け。今季初勝利を逃した。同点で迎えた後半に3失点。欠場したMF竹内涼主将(27)の代わりにキャプテンマークを巻いたMF河井陽介副将(29)は「負けは負け。しっかりと受け止めたい」。後半13分からの15分間で3失点。勝利を期待したサポーターの声援はため息に変わった。

ミスがミスを生む負の連鎖だった。1-1の後半13分、MF六平光成(28)のパスミスからカウンターを受け、自陣左サイドを崩されて失点した。ヤン・ヨンソン監督(58)が「なぜこんなにミスが続いたのか驚いている」と振り返ったように、悪い流れを断ち切れなかった。さらに追加点を許して迎えた同28分には、DFヴァンデルソン(28)が自陣でパスミス。その流れで痛恨の4失点目を献上した。

前半17分に移籍後初ゴールを挙げたFW中村慶太(25)も「後半途中まで粘っていたけど。もったいなかった」とうつむいた。今季から取り組む3バックの新布陣は、まだ発展途上。守備の課題が明確になった。リーグ次節のアウェー北海道コンサドーレ札幌戦(9日、札幌ド)までの修正が急務だ。【神谷亮磨】