清水エスパルスのDF立田悠悟(20)とMF滝裕太(19)の若手2人が、今季初勝利へのキーマンになる。28日は静岡市内で行われた午前練習に参加。世代別日本代表の遠征から帰国した2人は、部分合流した。

31日のホーム湘南ベルマーレ戦に向けた実戦メニューでは主力組に入り、疲労を感じさせないプレーを披露。U-22(22歳以下)日本代表としてAFCU-23選手権(ミャンマー)に参加していた立田は「湘南戦に出るつもりでやっていきたい」と意欲を示した。

今年5月にU-20ワールドカップ(W杯)を控えている滝は、ポーランド遠征に参加。現地では同世代のアルゼンチン代表などと親善試合を行い、3戦全敗だった。滝は「このままでは本番で勝ち抜けない。チームで活躍してレベルアップしたい」。約1カ月半後に迫ったW杯を見据え、結果にこだわる姿勢を示した。

チームは開幕戦からリーグ戦4試合未勝利(2分け2敗)。クラブの次代を担う2人も、世代別日本代表での活動を機にさらなる奮起を誓った。立田が「次の試合はゼロに抑えて勝ちたい」と話せば、滝も「自分が点を取って勝てるようにいい準備をしたい」と力を込めた。【神谷亮磨】