J1清水エスパレスは1-3で湘南ベルマーレに敗れ、今季リーグ初勝利は次戦以降に持ち越した。開幕から5戦未勝利(2分け3敗)となったが、後半途中からFWドウグラス(31)が今季初出場。不整脈の治療などで離脱していたエースが復帰した。

昨季15試合で11得点を挙げたブラジル人助っ人は、後半17分からピッチに立った。同20分には後方からの浮き球をダイレクトで落とし、チャンスを演出。無得点に終わったものの、随所で光るプレーを見せた。1月に発覚した不整脈の症状も「問題はない」と強調。コンディションが上がっていないことが唯一の不安材料だが「できるだけ早く上げてチームに貢献したい」と力を込めた。

開幕5試合で14失点はリーグワースト。ただ、得点数は2位東京と並ぶ7ゴールを挙げている。守備の修正は急務。それと同時に頼れる助っ人が完全復活すれば、浮上のきっかけは見えてきそうだ。【神谷亮磨】