ジュビロ磐田MF荒木大吾(25)が、平成でのJ1初ゴールを狙う。新元号発表から一夜明けた2日、磐田市内で練習を再開。6日の次節アウェー湘南ベルマーレ戦(BMWス)に向け、午前、午後の2部練習でフルメニューを消化した。新元号の「令和」について「かっこいい。令和生まれが良かった」と好印象を示したが、ゴールとなれば別。「平成のうちに決めたい」と意気込んだ。

今季は、開幕からリーグ戦全5試合に途中出場。プロ初ゴールを含む2得点を記録した昨年4月のルヴァン杯甲府戦を皮切りに、出場機会は増加中だ。それでも、「主力として活躍していなければいけない年齢。途中出場で満足はできない」と、さらなる飛躍を求める。

現在、チームは開幕5戦未勝利(3分け2敗)と苦しい状況が続く。荒木は「チームの勝利のために、自分ができることを全力でやる。それができれば、ゴールもついてくると思う」と言った。「平成」から「令和」に切り替わる5月1日まで、残るリーグ戦は湘南戦も含めて4試合。定位置獲得へのアピールにもなる1発を決める。【前田和哉】