ガンバ大阪の宮本恒靖監督(42)から「逃げるな」指令が出た。4日は、アウェー広島戦(6日)に向けて非公開練習。前節神戸戦で4失点したチームは、5試合を終えてJ1ワースト2位の計12失点を喫している。

今週は守備の立て直しを図っており、MF倉田は、元日本代表DFの指揮官から「ゴール前で逃げない、(シュートに対して)体を当てにいくところを強調されている」と話した。

今季、ここまでの公式戦7試合で無失点だったのは3月17日のJ1川崎F戦(1-0)のみ。神戸戦では3得点をあげ、2度リードしたが、守りきれずに3-4で逆転負けを喫した。

ボランチを務める倉田は「1対1や、球際(の厳しさ)。川崎F戦ではできていたけど、(神戸戦では)できていなかった。気持ちを出していかないといけない」。自身も試合を振り返った際に「(ボールに)背中を向けているところがあった」と反省した。

カギを握る中盤。公式戦のここ3試合は、MF倉田と20歳のMF高がボランチを形成している。J1では2試合連続で、相手チームも合わせて最多の走行距離を記録している背番号10。その倉田は「運動量と声を出すことが必要」とし「サイドハーフの時より全然しんどくない」と平然と言ってのけた。

攻守において中盤が支配し、次節は、2試合ぶりの勝利を目指す。