昨季王者の川崎フロンターレが総力戦で連戦に臨む。10日のACL・蔚山(韓国)戦でDF谷口彰悟、車屋紳太郎が負傷交代。

鬼木監督は負傷者の回復具合に「少し様子を見ている段階。ギリギリのラインと思っています。けがはつきもの。次に出る選手が準備して、それが力になっていったという経験もある。チーム全員で協力してやっていくことが大事」と話した。

谷口は蔚山戦で左ひざを痛め、12日は別メニュー調整で「日に日に良くなっていますが、明日次第」とだけ話した。現在、リーグ戦で155試合連続出場中とフィールド選手では単独2位につけているだけに、離脱で記録が途切れる可能性も出てきた。

一方で、3月の横浜F・マリノス戦で急きょ先発を回避したMF大島僚太が完全合流したのは明るい材料。左太ももの違和感もなくなった。リーグ戦は開幕から6試合で1勝1敗4分けと波に乗り切れていない。得点が6試合で6と、自慢の攻撃力が影を潜めている。ロスタイムの失点が続いているが、指揮官は「(守備で)我慢し切れてないところにフォーカスされがちですが、点を取っていれば実際にはそういうこと起きずにやってきたチーム。やはり得点。2点目、3点目。そういうものを求めていかなくては」と掲げていた。