清水エスパルスFW北川航也(22)が19日、公式戦4試合連続得点に意欲を示した。今日20日のホーム・セレッソ大阪戦(アイスタ、午後3時)では先発が確実。前日の最終調整を終えた若きエースの目には、自信がみなぎっていた。前節ジュビロ磐田戦でチームも今季初勝利し「モチベーションは高い」と、士気は上がっている。

磐田戦ではFW鄭大世(35)とアベック弾。ベテランFWとの連係も向上している。「テセさんが真ん中で体を張ってくれるので、そのサポートを意識している」。攻撃陣は開幕から7試合連続得点だ。課題となっている守備も「リスク管理が大事。(初の)無失点に抑えればレベルアップできる」と、奮起を誓った。

負けられない理由がある。ユースの先輩でもあるMF石毛秀樹(24)が15日の練習試合で右ひざを負傷し、全治8カ月の重傷を負った。北川は「ショックだった。次は励みになるようなゲームをしなければいけない」。無念の長期離脱となった仲間を勇気づける一発で、チームを今季初の連勝に導く。【神谷亮磨】