浦和レッズが、監督交代で揺れるヴィッセル神戸を下して今季ホーム初勝利を挙げた。

浦和が難なく先制した。前半8分、神戸DF陣のパスが乱れてDF大崎がスリップ。その裏でボールをさらった浦和FW興梠が持ち込み、ペナルティーエリアで右から左に折り返したところで、追いついたDFダンクレーに引っ掛かって倒された。これでPK獲得。10分、自らキッカーを務めてGKの動きを完璧に見極め、ゴール右へ「コロコロ」で沈めた。

神戸はリージョ前監督が辞任し、吉田孝行監督が再登板して1戦目。その中でMFイニエスタが今季初の欠場となり、FWビジャも2試合連続でメンバーから外れた。その中で韓国代表GKキム・スンギュが先発復帰。渦中のFWポドルスキ、MFサンペールもスタメンに名を連ねた。0-1の後半9分にビッグチャンス。右CKの崩れから攻め残っていたDF大崎がGKの目の前でフリーになったが、右足で力任せに蹴りすぎて大きく枠を外れた。

リードしていた浦和が後半26分までに3人の交代枠を使ったのに対し、神戸の吉田新監督は同26分にようやく動く。ポドルスキを下げてFW田中を投入。FW増山、DF初瀬を36分までに起用したが、最後までゴールは割れなかった。

結局、試合序盤にミスから生まれた1点を守った浦和が勝利。今季の本拠初白星をつかんだ。神戸は新体制の初戦を落とした。