浦和レッズが「令和初戦」となる5月3日のホーム・ジュビロ磐田戦(埼玉)で「GoGoReds!デー」を実施する。未来の浦和ファン、サポーターになり得る小中高生が、指定席の全席種(一部除く)を特別価格550円で購入できるイベント。当日は、浦和-磐田を含む3試合がJ1で最も早い午後2時キックオフのため、令和初ゴールを拝める可能性もある。28日のアウェー清水エスパルス戦(アイスタ)ではエースFW興梠慎三(32)が平成最後の得点を決めており、令和でも幸先よく決められるか注目される。

当日券は午前10時からスタジアムで販売。ファンクラブ「REXCLUB」の19年度「REGULARU-18会員」年会費が500円(通常1000円)になるキャンペーンも行われる。ファミリー、子供たちが楽しめるイベント「キッズワンダーランド」も南広場、もみの木広場、南門内、第3グラウンドで午前10時から開催。SR(埼玉高速鉄道)ミニトレイン、ふわふわサッカーボールやフットダーツ、バブルサッカーなど12種類のアトラクション、食の催しに参加できる。来場者全員に明治「きのこの山」の小袋のプレゼントもある。

浦和は、新規来場者の獲得に「本気」で取り組んでいる。立花洋一社長(59)が2月に就任。タイトル獲得とともに、埼玉スタジアムを常に満員にすることを目標に掲げた。13年連続でJリーグ最多入場者数を記録し、入場料収入も当然Jリーグ最多。応援歴を「10年以上」と答えたサポーターの割合もJリーグで最も多い。

一方で新規参入率はJリーグ最下位。ファンが熱狂的すぎるが故の課題も抱えており、過去には席割改革などを行ってきた。2万人を超えるシーズンチケット保有者を含む、既存ファンへのケア。それと同時に新規ファンの受け入れ態勢を拡大するという、難易度の高い両立を目指している。

その中で行われる今回の磐田戦イベント。将来的なファン、サポーターを掘り起こすべく、小中高生とその家族にイベントと、令和初ゴール、令和初勝利を目指す試合でアピールする。今季2度目の5万人を超える集客も狙っている。