大分トリニータは何とか勝ち点1をつかんだ。片野坂知宏監督(48)が「(相手が)横綱相撲だった」と評した名古屋グランパス戦。前半から押し込まれながら、強みの堅守カウンターから先制した。だが後半は防戦一方のサンドバッグ状態になった。

指揮官は試合後の会見で「何とか勝ち点1を取ったが、運で1を取ったゲーム」と険しい表情だった。だが今後も「守って勝つより、自分たちが主導権を握って勝てるようにしたい」というスタンスに変わりはない。スタイルについても触れ「ボールをつなぐやり方をブレずにJ1相手にやる。今日(名古屋戦)のようにやられまくるゲームになるかもしれないが、粘り強く積み上げていくしかない」と前を向いた。