J1ジュビロ磐田の鈴木秀人新監督(44)が2日、磐田市内で就任会見に臨んだ。小野勝社長(61)、服部年宏強化本部長(45)とともに登壇。「やると決意して、覚悟を決めてこの場にいる。自分の身を削る思いで、最後まで諦めずにやっていく」と、引き締まった表情で語った。

クラブへの強い思いを胸に、リーグ最下位に沈むチームの再建に挑む。93年にテスト生を経て、前身のヤマハ発動機に入社。09年まで磐田一筋でプレーし、引退後も指導者として常にチームに携わってきた。「恩返しという意味もある。成長させてもらったものを全てささげる」。だからこそ「全て100%でやってくれと選手に伝えた。できなければ外すしかない」と、グラウンドでは厳しさを求めていく。

チームは前半戦を終え、3勝5分け9敗の勝ち点14。特に計12得点はリーグワースト2位タイで、決定力不足が深刻だ。鈴木監督は「得点を取らなければ、絶対に勝利には結びつかない。まずは、点を取るところを強く意識して取り組んでいく」。指揮を執り始めた1日の練習から、課題改善に着手しているようだ。

初陣は、3日に開催されるホンダロックSC(JFL)との天皇杯2回戦(ヤマハ、午後7時)。6日にはリーグ初戦となるアウェー鹿島戦も控える。鈴木監督は「自分の初采配など、考えている余裕はない。チームが試合に勝つことしか考えていない」と言った。巻き返しを目指す「秀人ジュビロ」の戦いが始まる。【前田和哉】