J1湘南ベルマーレは4日、7日のアウェー名古屋グランパス戦に向けて調整した。

雨の降る中、約1時間半、非公開で汗を流した。3日には天皇杯2回戦で実質4部にあたるJFL(日本フットボールリーグ)のヴィアティン三重と対戦し、ホームで0-4の完封負けを喫した。まさかの敗戦から一夜明け、曹貴裁監督(50)は「(選手は)ちょっと重い感じはあった。このタイミングで天皇杯を落としたのは初めてだけど、J1クラブが4チーム負けているところをみると、プロだといってあぐらをかいていると、そういうものに追い抜かされるということがはっきり分かった。負けたことで自分たちの立ち位置がより見つめられたと思う」と振り返った。

リーグ戦でも5月17日の浦和レッズ戦から白星がなく5連敗中。同期間に行われたU-20W杯にMF斉藤未月(20)と鈴木冬一(19)、南米選手権に臨む日本代表にDF杉岡大暉(20)を送り出し、その他の主力にも負傷者が相次いだことも重なって苦しい戦いが続いている。順位も最下位ジュビロ磐田と勝ち点3差の15位となった。

三重との試合に後半17分から途中出場したMF梅崎司(32)は「プロとしてあるまじき試合だったと思います。正直、全部ダメでした」と前夜の敗戦を猛省。今後の戦いについては「基本に帰ること。それぞれのやってやるという思いがどれだけ集合してつながれるか。ピッチで証明するしかないと思います」と奮起を誓った。