8月23日のヴィッセル神戸戦を最後に現役引退するサガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(35)は、先発出場も不発に終わり、チームも敗戦。最下位に転落した。トーレスはシュート0本、先制点につながる直接FKを与えるなど精彩を欠いた。試合後、取材に応じずスタジアムを後にした。

この日発売された10年W杯優勝メンバーのMFアンドレス・イニエスタ(35)やFWダビド・ビジャ(37)を擁す神戸戦のチケットは、午前10時の発売と同時に即完売。またトーレスのファンサイトの公開や引退セレモニーの内容も発表されたが、チームの勝利への追い風とはならなかった。

元バルセロナのMFイサック・クエンカ(28)は、トーレスの引退に触れ「個人的な判断だしリスペクトしている。サッカー選手なのでこういうことはある」と話した。