J2アルビレックス新潟はホーム徳島ヴォルティス戦を翌日に控えた3日、聖籠町のクラブハウスの隣接ピッチで練習、クロスからのシュートで仕上げた。

左サイドバックにはDF堀米悠斗(24)が、6月29日の第20節アウェー鹿児島ユナイテッドFC戦以来6試合ぶりの先発を果たす。左ひざ副側靱帯(じんたい)を伸ばして戦列を離れていたが、ここ2試合は途中出場し、復調をアピール。DF渡辺泰基(20)が前節FC町田ゼルビア戦で左足首を負傷したこともあり、正位置を取り返した。「試合にかける。結果を出して、ポジションを自分のものにしたい」と思いの強さは抜きんでている。

途中出場して、47分出場した町田戦は3-3のドロー。「これだけ点を取ってもらって、勝てないのは守備陣の責任が大きい」。そう話した堀米は、すでに周囲のメンバーと守備の意識を共有していた。左サイドハーフの渡辺新太(23)とは、サイドで高い位置を取る相手へのプレスのかけ方を確認。ボランチのカウエ(30)、センターパックの大武峻(26)ともサポートの仕方を話し合ってきた。「シュートを打たれても、体を張ってボールに当たるくらいの気持ちの強さを出したい」。勝利だけを見据えていた。【涌井幹雄】