J1ジュビロ磐田が、子どもたちのパワーで3戦ぶりの勝利を狙う。11日のホーム・湘南ベルマーレ戦(午後7時、ヤマハ)に向けて磐田市内で調整を行った7日、同市内の小中学校計23校の生徒たちが寄せ書きをした「応援メッセージフラッグ」23枚が、チームに贈呈された。

この日は、12人の代表者が練習前のグラウンドを訪問。土屋大駕さん(大藤小6年)が「順位が下がって心配しています。J1残留、そして1位を目指してほしい。一生懸命、応援しています」と激励するなど、思いを込めてDF桜内渚(29)らに手渡した。

「一斉観戦」や「小学校訪問」で、日頃から交流を図っている選手たちも決意を新たにした。DF大井健太郎(35)は「応援してくれている子どもたちを笑顔にするためには、選手が頑張るしかない」と誓い、約2時間のメニューでみっちり汗を流した。

チームは前節アウェー仙台戦に敗れ、今季4度目の連敗。順位は最下位に転落した。MF山田大記(30)は「90分間、集中を切らさずにやること。負けられない」と必勝を期す。頼もしい援軍にも背中を押され、勝ち点3を目指す。【前田和哉】