3位だった横浜Fマリノスは敵地で鹿島アントラーズとの上位対決に1-2で敗れ、優勝争いから1歩後退した。

試合開始早々の1分に先制を許すも、後半23分にこぼれ球に飛び込んだFW仲川が頭で決めて同点。しかし、後半32分にMF扇原が2度目の警告で退場して以降は相手にペースを握られ、同42分に決勝点を決められて力尽きた。

ポステコグルー監督は扇原の退場直後の後半37分に、FWマルコス・ジュニオールを下げてDF伊藤を投入。5バック気味の布陣に変更して守備を固めたが、練習でも試したことのない陣形に選手は困惑。DF畠中は「選手の距離感やプレーエリアが曖昧になって、自分たちにとっては難しい展開になった」。戸惑いから隙が生まれ、決勝点を献上した。

2連敗で首位東京との勝ち点差は9に開き、鹿島にかわされて4位に後退。同点弾のFW仲川は「チーム一丸となってまた一からやるしかない」と必死に前を向いた。【松尾幸之介】