期限付き移籍先だった湘南ベルマーレから浦和レッズに復帰したMF武富孝介(28)が、右の第5中足骨を疲労骨折していたことが16日、クラブから発表された。

15日から合流しているが、ウオーキングや室内でのバイクこぎなど別メニュー調整中。浦和のメディカルチームが診察した結果、正式な診断名が公になった。

本人も前日の加入取材時に「今、けがをしていて。完全合流は、いつになるか分かりません」と受傷を認めていた。湘南時代の7月24~27日に参加した福島合宿中に負傷した模様だが、手術は回避。保存療法で9月以降の復帰を目指すといい「そんなに大きなけがではないと思いますし、早く治してチームに貢献したい」と話していた。

浦和の大槻毅監督(46)も心配していない。この日は、翌17日のアウェー・ヴィッセル神戸戦(ノエスタ)に向けた埼玉・大原サッカー場での会見に出席。その中で武富について聞かれ「しばらくは別メニューになるが、去年1年、クオリティーを見せてもらっていたし、さらに成長している部分もあると思うので期待している」と加入を歓迎し「シャドー(1・5列目)の位置でプレーしてもらうつもり」と具体的に言及した。復帰後の調子を見ながら起用のタイミングを見計らうことになりそうだ。