ヴィッセル神戸が松本山雅FCを退けた。前節札幌に逆転負けを喫した悪夢を振り払うかのような勝利だった。

左太もも裏を負傷のMFアンドレス・イニエスタ(35)と復帰間近のFWルーカス・ポドルスキ(34)はベンチ外。主力を欠いたが前半13分、FWダビド・ビジャ(37)がゴール左から右足を振り抜き、8試合ぶり今季11点目となる先制弾を決めた。だが、相手の堅い守備に追加点を奪えない展開に。

後半35分、交代で入ったFW小川慶治朗(27)が、ゴール前に入ったクロスを頭で合わせ待望の追加点を奪った。相手守備のマークを外したゴールに小川は「キリンチャレンジ杯(5日パラグアイ戦)の大迫選手の動きを見て参考にしました」と、日本代表不動のエースFW大迫勇也(29)からヒントをもらい、今季2点目を挙げた。

後半48分に1点返されるも競り勝った。トルステン・フィンク監督(51)は「(試合の)展開は満足している」と評価した。