「川淵三郎杯2019滑川ウオーキングサッカー大会」は28日、富山・滑川市スポーツ・健康の森公園陸上競技場で行われた。

ウオーキングサッカーとは「走らない」「ぶつからない」「ヘディング禁止」のルールの下、サッカー発祥の地イングランドで考案されたスポーツで「歩くサッカー」とも呼ばれる。

日本サッカー協会と元会長で現相談役の川淵三郎氏(82)が中心となって普及に努めており、川淵氏が2年前に富山で講演会を行った縁から、この日の開催となった。

この日の大会にゲスト参加した元日本代表FWの永島昭浩氏(55=日刊スポーツ評論家)は、開会式で「男女問わず、初心者であっても対等にプレーできる、楽しいスポーツを日本中に広めたい」との川淵氏のコメントを代読した。

この日は60歳未満と60歳以上の2カテゴリーに分かれ、6人対6人の試合形式で5~7分のプレーとなった。8試合に出場した永島氏は「サッカー経験の有無に関係なく、だれもが対等に楽しめるスポーツでした。つい本能で走ってしまったり、ぶつかったりして、ファウルを取られるなど、いい勉強になりました」と感想を語った。

日本協会は「だれもが、いつでも、どこでもサッカーを楽しむ環境が広がり、スポーツをより身近にすることで、人々が幸せになれる環境を作り上げること」を目指し、各地域の団体などと連携している。