ヴィッセル神戸が、18日の天皇杯に続き川崎フロンターレを撃破した。MFイニエスタ(35)が、8月23日の鳥栖戦以来、3戦ぶりに先発復帰。

前半44分にカウンターからFWビジャ(38)のゴールで先制し、後半25分にもセットプレーの流れから加点。ロスタイムに失点したがしっかり勝ちきった。神戸のフィンク監督(51)は「強いチーム相手に勝てて満足している。コンビネーションの能力の高さはお手本にできるようなチーム」と川崎Fをたたえた上で「我々にもゴールを決める選手が何人かいる。2戦連続で彼らに勝てて良かった。今日はイニエスタが出ることによっての存在感。2点目も彼がセットアップしてくれた」とイニエスタの活躍に目を細めた。

復帰したイニエスタは「個人的にも復帰戦はコンディション面でも難しいところはあるが、いいフィーリングで試合を終えられた」と手ごたえを口にした。王者相手の勝利に「川崎Fは同じ選手が何年にもわたってプレーしているし、サッカーのスタイルを築いているチーム。そういう相手に、組織的にしっかりプレーできたしプレスもできた。前半最後で、カウンターを決められたのは自信になった。難しいスタジアムで勝利したのはチームにとって大きなこと」と振り返った。