清水エスパルスユースFW川本梨誉(りよ、18)が来季トップチームに昇格することが1日、分かった。今日2日にもクラブから正式発表される見通しだ。

川本は今年3月から、ユースに所属しながらトップチームの公式戦に出場できる「2種登録選手」だった。5月のルヴァン杯ジュビロ磐田戦で途中出場し、トップデビューを果たすと、9月の天皇杯4回戦磐田戦でも途中出場し、チームのベスト8進出に貢献。先月13日のリーグ名古屋グランパス戦でも今季初めてベンチ入りするなど、既に戦力として活躍している。

篠田善之監督(48)も「前への推進力があって、戦術理解度も高い。守備もしっかりできる選手」と高く評価していた。足元の技術が高く、当たり負けしない体の強さも武器の1つ。指揮官は戦力の1人として考えており、残り7試合となったリーグ戦で出場する可能性もある。

今季は大卒ルーキーのMF西沢健太(23)や、DF立田悠悟(21)ら、ユース出身選手が主力として活躍。今季トップチームで経験を積んでいる川本も、クラブの次世代を担う中心選手として、大きな期待が寄せられている。

◆川本梨誉(かわもと・りよ)2001年(平13)6月11日、静岡市生まれ。静岡中田SSSでサッカーを始め、清水ジュニアユース、ユースでプレー。中学3年時には「全国3冠」を達成した。U-16、18日本代表。177センチ、73キロ。