14位の浦和レッズが、勝ち点3差で追う10位清水エスパルスをホームに迎え撃ち、逆転勝ちした。得失点差で上回って浦和が10位、清水が11位となった。

1-1の後半30分、豪快な右足ボレーで決勝弾をたたき込んだMF橋岡大樹(20)は「いやあもう、率直にうれしいの一言です。ボールが転がってきて、頭の中ではシュートと決めていて、気持ち良く振ったらゴールに入ってくれた。自分でも驚いてますけど、すごくうれしかったです。いいところにしっかりトラップできたので。いい準備ができていたからだと思います」と納得した。

この後、U-22日本代表のブラジル遠征に合流することになっており「気持ち良くU-22に行けるのも良かったです。しっかり活躍して、また戻ってきて、いいプレーをしたい」と笑顔を見せた。

大槻毅監督(46)も「前半にロングスローから(先制点を)入れられたのは残念でしたけど、そこから顔を上げてハーフタイムに集積できた。どの試合も大事にして目的を持って試合に入っているけど、なかなか表現できずにいた。その中で今日は試合前からの雰囲気、サポーターの後押しがあって選手も間違いなくボルテージ上がったし、サポーターの魂が力をくれて、選手も頑張った。感動しています。ありがたい」とファンに感謝した。

リーグ9試合ぶりの勝利に「これを続けられるように頑張りたいと思います。清水との差は、本当にちょっとのところ。相手もシステムを変えてきたり、いろいろなことしてきましたけど、選手が中で適応してくれた」と現場をたたえた。