横浜FCのMF中村俊輔(41)は前半32分、CKをPK獲得のファウルにつなげて勝利に貢献した。今夏J1磐田から加入後、ポジションを確立できず苦悩した時期もあったが、シーズン終盤にボランチとしてレギュラーの座をつかんだ。

以下、中村の試合後の一問一答。

 

-先発出場で昇格に貢献した

中村 41までやっていると、こういうこともある。ジュビロにいたときのことも、前のところを離れなきゃいけないこともある。全部自分で決めたから努力して、突き進んで、こういう経験ができたのも、自分1人ではないので、そういうことに感謝。

初めてJ2に来た。カテゴリーを落としたと認めたことだから、そこの葛藤がまずあった。その後なかなか試合に出られず、ベンチ外。だからもう、J3か引退しかないという危機感、というか恐怖を味わったから、また長くやってて良かったな、と。そこから、これがおもしろいんだけど、ベンチ外になって吹っ切れて、ここの(サッカー)に合わせよう、というより、下さん(下平監督)が求めていることと、もともと自分のトップ下の感覚と織り交ぜたら、ベンチ外の練習でだんだんフィットしてきて。ベンチ外だったけど「できるわ」っていう感覚があったから、ヴェルディ戦ではまって、うまく来た。こういう経験ができたのも大きいと思います。

-PKはすぐに皆川に渡した

中村 ミナ(今季)0点でしょう。毎試合点以上のものをチームにもたらす。得点以上の貢献をしていたし、これでミナは仕事をした。今までの積み重ねで、ミナに蹴る権利がある。

-勝てば昇格、プレッシャーは

中村 ありますよ。いや、今日というか毎試合かな。1回でもミスったら、ボランチはいっぱいいるから。J1に上がるっていうのを上回るプレッシャーだった。

-下平監督が「18歳から52歳までバラエティーに富んだチーム」と言っていたが、チームをどう思う

中村 後ろが年いってて、前が(若い)っていうのはある。でも前の選手があれだけ速かったり1人で行けると、楽でしょう。マリノスだってそうでしょう。後ろは楽。先端がとがっているから、後ろは合わせればいい。簡単ですよ。