コンサドーレ札幌DF石川直樹(34)が来季残留を決めた。9日、札幌・宮の沢での契約更改交渉に臨んだ。決断の理由はPK戦で5人目のキッカーを務めたルヴァン杯決勝での敗戦。「もう1回みんなであの舞台に行けるチームづくりを手助けしたい。今度こそタイトルを取りたいって思いがあったので、また1年やらせてもらうことにした」と話した。

今季はケガも重なりリーグ戦出場は5試合にとどまるも、6月22日鳥栖戦(3-1)では3季ぶりの得点を決めた。ベテランディフェンダーとしてチームに安定感ももたらす貴重な存在だが、本人は今季限りでの現役引退も頭にはよぎっていた。それでも、クラブ初のタイトルを逃した悔しさをバネに、プロ17年目のプレーを決断した。

来季へ向け「もうちょっと選手としてギラギラした気持ちを持ってやれれば」と燃えていた。