なでしこリーグの新潟レディースは23日、奥山達之監督(43)の来季続投を発表した。兼務するGMも継続する。

7年ぶりに監督復帰した今季は6位ながら若手とベテランが融合したチームを作った。来季はチーム力を上げ、悲願の初タイトルを目指す。

奥山監督は今季、J2新潟のアカデミーダイレクターから12年以来7年ぶりに新潟Lの監督に就任。チームは元日本女子代表MF上尾野辺めぐみ(33)がチーム最多の7得点。新人のFW石淵萌実(23)がそれに次ぐ3得点。ベテラン、若手がそれぞれ力を見せた。「今季をベースに変化を加えたい」。具体的には今季通算17得点だった攻撃力アップが課題。そのため「サイドが軸になる」と補強ポイントを示唆。「泥くさく、最後まで走る新潟のサッカーをぶれずに求めたい」と方針を話した。

GMとしてシーズン中も各地域を訪問し、小学生の指導なども行った。女子サッカーの普及活動も来季は「幅を広げていく」と言う。その上で「タイトルを目指すのは当たり前」と悲願達成に目を向けた。