セレッソ大阪の超高校級新人、MF西川潤(17=桐光学園)が12日、大阪市内で開かれた新入団会見に臨んだ。

昨年は高3ながら特別指定でC大阪でJ1デビューし、関係者によると今季はトップ下で開幕先発の可能性があるという。本人は会見で「左足を生かした得点とアシストをしたい。プロとして責任と覚悟がある」と決意表明。開幕戦は18歳の誕生日翌日となる2月22日大分戦(ヤンマー)だ。

U-17W杯でも活躍したアタッカーに対し、昨年はレバークーゼンやバルセロナも興味を示した。それでも「成長できるクラブ」との理由でC大阪入り。C大阪側も海外からの引き抜きを警戒し、西川との契約書には「移籍の場合はC大阪が定めた違約金が必要」と明記。極論すればC大阪は相手に100億円を要求することも可能で、当面の流出を阻止する。森島社長が「ACL出場権獲得と悲願のJ1優勝が目標」と掲げた今季、西川がいきなりエースになるかもしれない。