コンサドーレ札幌は10日、第3次キャンプ地の熊本入りした。今季開幕前最後の実戦となった川崎フロンターレ戦から一夜明け、午前中は沖縄・恩納村でリカバリーメニュー。5-11と大敗した川崎F戦で3得点と結果を残した新加入MF金子拓郎(22)は「コンディションとか自分の状態はすごく良い感じにきている」と充実感を漂わせる。

1月のタイから続く対外試合では6試合中5試合に出場し、4得点。特別指定選手だった昨季は主にサイドに入り、公式戦14試合で1得点だった。タイ、沖縄キャンプ中の4ゴールは全て右シャドーで奪ったもので「動き出しや受けるときのタイミングが良くなっていると実感している」。川崎F戦の3発は利き足の左で決めた。「ストロングポイントを出して点を取れたのは良かった」。志願してシャドー挑戦を始めたキャンプで、着実に成長を遂げている。

同ポジションはタイ代表MFチャナティップや昨季チーム得点王のFW鈴木ら実績十分の選手ぞろいだが「素晴らしい選手たちに勝って、出場機会をつかみたい」。本格的なプロ1年目から、貪欲にピッチに立つ。【浅水友輝】