J2ジュビロ磐田は11日、磐田市内でJ3藤枝と練習試合(45分×4本)を行い、6-2で勝利した。MF山田大記(31)が2トップで出場し、2得点。リーグ再開後のスタメン定着に向けてアピールした。

   ◇   ◇   ◇

磐田MF山田がFWとして輝いた。主力組が出場した1本目から先発すると、1点を追う2本目の42分に右足で同点弾。同45分には中央から左足で勝ち越しゴールを奪った。主戦場は中盤だが、この日はFW小川航基(22)がコンディション不良で欠場。代役以上の活躍で「素直にうれしい」とアピールに成功した。

先月23日の山形との開幕戦はベンチスタート。今季から10番をつけているが「自分の立ち位置は厳しい」と先発奪取に燃えている。練習試合でも求めるのは目に見える結果。献身的な守備でもチームに貢献し、逆転勝ちを呼び込んだ。

現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で公式戦が延期中。再開の目途も不透明だが、悲観はしていない。チームは14日にも一般非公開で練習試合を行う予定。山田は「再開に向けていい準備をしていくだけ」と力を込めた。【神谷亮磨】