MBS(毎日放送)主催の「Jリーグ eSports ONLINE」の第2節が9日、生配信された。関西のJクラブ4チームから各1選手が自宅から参加し、サッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン2020」で総当たり戦を実施。この日は2日の第1節に続いて2試合を行い、唯一J2から参加の京都サンガが優勝に王手をかけた。

◆第1試合 ガンバ大阪2-2ヴィッセル神戸

操縦者はG大阪がFW渡辺千真(33)、神戸はFW小川慶治朗(27)。

前半立ち上がりに、G大阪は自らゲームを操作する渡辺の思いが通じたのか、3トップの中央で先発した渡辺が連続得点し、2-0とリード。渡辺にとっては18年途中まで在籍した古巣神戸との対戦だった。

だが神戸もゲーム操作に慣れ始めた小川が、すぐに巻き返した。FW藤本が前半30分に、FW古橋が同39分に、いずれも相手ミスに乗じて同点に追いついた。後半はともに決定力不足と、両GKの好守で勝ち越せなかった。

試合後にオンラインで取材対応したG大阪渡辺は「立ち上がりは素晴らしかった。素晴らしい2ゴールでした」と自画自賛し「その後の失点は許せないですね」と苦笑い。自らの操作ミスから失点を招いたスローインの場面を振り返った。

神戸小川は「どこにボタンがあるか分からなくなり、焦りました。やはりタイミングは大事。(実際のサッカーの試合へ)いいイメージトレになった」と、こちらも苦笑いしていた。

 

◆第2試合 セレッソ大阪2-4京都

操縦者はC大阪がDF木本恭生(26)、京都はDF森脇良太(34)。

京都は24歳MF中川のハットトリックで逆転するなど快勝し、開幕2連勝で優勝に王手をかけた。悪戦苦闘しながらゲームを操った森脇は試合前から、おもしろトーク全開。最後までしゃべり続けてペースを譲らなかった。「実際に中川はファンタスティックな選手。僕も緊張感はあったが、楽しくできた。来週の大一番で優勝できれば」と喜んだ。最終節のG大阪との直接対決で、勝ち点6の京都は引き分け以上で優勝、負ければG大阪の逆転優勝が決まる。

開幕2連敗を喫したC大阪木本は「楽しかったが、勝たないといけない。4失点は多すぎだし、決定力不足もあった」と、終始反省するしかなかった。

 

◆16日の最終節2カード 神戸(勝ち点1=操縦者FW田中順也)-C大阪(0=FW中島元彦)、京都(勝ち点6=操縦者DF飯田貴敬)-G大阪(4=DF三浦弦太)

 

この番組の模様は、MBSテレビ「YUBIWAZA」で6月11、18日の深夜1時59分から放送予定。新型コロナウイルスの影響でスポーツ競技も軒並み中止や延期に追い込まれた。外出自粛も続く中で、サポーターのためにも企画された番組で話題を集めている。