J2アルビレックス新潟が21日、聖籠町で全体練習を再開した。主将のDF堀米悠斗(25)は「久しぶりに選手全員が合流できたことがうれしい。感染予防をしっかり続けながら全力で練習を進めて行く」と意気込んだ。

この日は20分×2の実戦練習。左SBで出場した堀米は「全員がここまでの戦術を思い出しながらプレーできたし、得点シーンもあった。良い練習ができた」と語り、4月4日以来の実戦を「思ったより動けたしキックの感覚も悪くない」と振り返った。

16日に無観客で再開したブンデスリーガ1部(ドイツ)をニュースでチェック。「観客席でマスクをして出番を待つ控え選手は、試合に入り込むためのメンタル維持が難しそう。Jリーグでも同じ方法を取るのか。決定を待つだけ」。Jリーグは再開について、29日をめどに決定する考え。堀米は「与えられた状況に適応できるチームがJ1に上がれる。今すぐ再開ということはないので、焦らずケガに注意しながらチーム戦術理解を深めて行きたい」。現状を冷静に受け止め、準備を進める。【小林忠】