J3アスルクラロ沼津は26日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、先月8日から休止していたトップチームの活動を再開した。

沼津市内のグラウンドで、筋力トレーニングやパス回しなど、約2時間のメニューを消化。通常よりも選手同士の間隔を空け、トレーニング器具を使用する度にスタッフが消毒するなど、予防策を講じた中で汗を流した。

約1カ月半ぶりの全体練習を終え、今井雅隆監督(61)は「選手たちの動きは悪くなかった。(活動を休止する)前の状態にはすぐに戻せると思う」とうなずいた。29日にもJリーグの再開日程が決定する見込みで「具体的な日程が見えれば、より心と体の状態も上がってくる。攻撃は精度、守備は強固な組織づくりを課題に準備をしていきたい」と力を込めた。

当面の間ファンサービスは中止するが、今後も練習の様子は公開する見通し。DF徳武正之主将(28)は「改めてサッカーができる幸せを感じた。再開のめどが立てば、モチベーションが上がる。もう1度、ここから積み上げていきたい」と話した。【古地真隆】