サッカーJ1の名古屋グランパスに、2人目の新型コロナウイルス感染者が出た。名古屋は7日、GKランゲラック(31)がPCR検査を受けた結果、陽性反応が出たと発表した。

クラブは元日本代表FW金崎夢生(31)の感染を受け、選手・スタッフの濃厚接触者19人のPCR検査を実施し、全員陰性の判定を受けた。その後、6日に希望者26人の任意の同検査を行い、ランゲラックに陽性反応が出たという。

ランゲラックの陽性反応を受け、今後は保健所の指導で濃厚接触者を特定し、PCR検査を受けていない選手、スタッフの検査を実施する。

ランゲラックは陽性判定が出た6日の体温も36・2度で、特段、感染にともなうような症状は出ていなかった。その後も体調に異常はないが、7日から愛知県内の病院に入院している。

名古屋の小西工己社長(60)はこの日夕、オンラインで記者会見を開き、事情を説明した。

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小西社長の話 (ランゲラックに関し)36・0度~36・3度の平熱で移行しており、コロナの症状では出ていない。(先に感染が判明した)金崎選手との接触もないという報告を受けている。現時点で(今後予定の)変更はない。Jリーグ側とも話をしたが、(J1リーグ再開の)7月4日に向けてできる限りの準備をしていく。